代謝を止められない=エネルギー消費を止められない
※トレーナーのインスタグラム 2023年10月13日投稿より
「ダイエットの真実」
先週こちらで紹介した「3ヶ月で9kg痩せた40代女性Aさん」ですが、
前回レッスンから6日後の昨日、
先日 三連休があったので
・外食ラーメン2回(1つは大盛り)
・家族の誕生日のケーキ
・回転ずし
を食べ太ってきたつもりだったのに
結果としてさらに0.5kg減っておられました。
痩せる気がなくデブ活をしてきたつもりなのに、痩せてしまっておられました。
スタジオコア以外では特に努力としての運動はしていないようです。
一日数秒だけ簡単な体操はやってたかもしれません。
ダイエットとは「我慢、努力、制限」みたいなことは、しなくても叶うのです。
なぜなら、
「生物は毎日痩せてしまう摂理から逃れることは絶対にできないから。」
人は体内で核融合炉を持たず、光合成ができません。
経口の消化吸収によるカロリー摂取しかできないため、
それの「痩せないための努力」を少しサボってしまうだけで、時間の経過・生命活動維持によっていとも簡単に痩せてしまうのです。
それはもう、残酷なほどに。
消化器の病気で倒れた人、海で遭難した人、飢饉に直面した国民、戦争やスポーツ大会の最前線に立っている人、極限の緊張感を背負った演説家や責任者、つまり激しく闘うような戦闘モードの人たちは、
消化吸収休息回復のフェーズが少なく、「出力」が優先されてしまう。
これを普通の仕事でやってしまえばいいのです。
筋トレや有酸素運動が無しでも痩せることはできます。
「できます」という表現がおかしいくらいで、
「嫌でもどうしても痩せてしまう」が正解です。
現代人の日常の消費エネルギーの半分以上は「脳」です。思考です。
仕事をする人は、日々、何に疲れているのかを振り返ればわかるはずです。
エネルギーを何に使っているかは明らかです。
マラソンランナーやアスリートやボディビルダーはたしかに引き締まっていますが、
痩せている人間の皆んながそんな運動をしているわけではありません。
日々の消費に対して太る努力量が足りない人も、みんな痩せてしまっています。
ただ、常識的には「太っている方が正しい」という観念があるため、
基本的に「痩せることはダメなこと」となっています。
「朝食はきちんと食べるべきだ」=「今日は絶対に痩せてはならない」と読みましょう。
つまり、痩せたい人は、寝坊するだけでいいと思います。
寝坊でなく、読書でもランニングでもテレビ鑑賞でも手芸でも仕事でもいいですが。
食べる以外の何かをやってると、ついつい痩せてしまいます。
特に、活動量の多い昼間の前半に。
食べたもののカロリーが血中に入ってくるのは、食べてから数時間後です。
ただ、「不要な細胞から使う」という機能があるため、病人のように「筋肉や心肺機能や免疫力や柔軟性や体力の部分を落としたくない人」は、それを日々使っておき、しっかり栄養補給して眠る必要があります。
それさえやっておけば、病人のように病弱に痩せることはありません。
生活に必要な機能は残ります。
負荷を上げて適応すれば、むしろ強化することもできます。
実例として、こんなに痩せてしまったAさんは、体力やメンタルや筋力や免疫力や集中力は、明らかに全てが向上しています。
週に1回筋トレをしていますからね^ – ^